いつだって子供は子供だ

今日は8月15日、終戦記念日ですね。

ということで戦争映画を今日は紹介させていただきます。スティーヴン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国」です。

この映画は第二次世界対戦に巻き込まれ、両親と離れ離れになった子供が主人公のお話です。

役を務めるのは幼きクリスチャン・ベイル。「バットマン」「ターミネーター4」と大忙しの大物役者さんです。

子供ながらにして大作の主演を演じた彼は友達とも疎遠になってしまい一度は俳優業を辞めようかとも思っていたそうで、子供ながらに苦労されたんだなと同情します。

この映画、日中戦争の話ですので、日本人も多く出演されています。

中には、伊武雅刀さん、ガッツ石松さん、座布団運びでおなじみ山田隆夫さん等々、出演されております。

 

 

この映画は少年ならではの視点で戦争が描かれています。

上海に住む主人公の子供が、親と離れ離れになるんですけれども戦時中なんで、誰にも構ってもらえないんですよ。

土地は日本人に占領されてしまって周りは日本人ばかりで言葉は通じなくて、まともな食糧もなく、必死に足掻くんですよね。

いつしか収容所に捕らえられるんですけどもそれでも色んな人と出会いたくましく生きるんですよね。

彼は、これまた飛行機が好きで、日本の空軍に入るのが夢だったんですよ。

戦争に巻き込まれても日本人に占領されてもなお、零戦を間近にすると自然と敬礼するんですね。

子供にとっては好きなものの前に複雑な理由なんて関係ないんですよね。ただ好きなんだと。このシーンは圧巻です。

 

 

 

スピルバーグ監督は子供を使うのがことごとく上手い。

スピルバーグのいつまでたっても忘れない子供心といったものがスピルバーグならではの演出を生み出しているのだと思います。

2時間半とちょっと長めなんですけれども是非見ていただければと思います✈︎

 

 

「太陽の帝国」

監督:スティーヴン・スピルバーグ

主演:クリスチャン・ベイル