映画「静かなる男」ジョンフォード監督 最高の活劇 


1952年公開、ジョン・フォード監督の「静かなる男」。
ジョン・フォードと長年タッグを組んできたジョン・ウェインがまたもや主演の座についている。
ヒロインにはジョン・フォード作品にも出演したことのあるモーリン・オハラがついている。
この作品は第25回アカデミー賞、撮影賞・監督賞の二つを受賞している。

ジョン・フォードの積年の夢



インタビューで述べている通り、ジョン・フォードにとってこの映画への思い入れは相当なものである。
ジョン・フォードはこれがやりたかったんだとラストをみれば圧倒されます。


よそからきた男がある娘に惚れるが、その兄がよそものの男なんかに妹をやるかともめるんですね。
一時は結婚を許すが、財産はやらんと兄が言うとまたもめるんですね。
その争いが村中を巻き込んでいくというお話なんですが、よくありそうな気もするんですが、ジョン・フォードはこれを面白く、素晴らしい活劇に変えてしまうんですね。



ジョン・フォードという男




ジョン・フォードは生涯で100以上の作品を残してきたとされている。
その中にアカデミー賞等々に受賞したものも多くある。
ジョン・フォードを支持するものは、黒澤明、ジャン=リュック・ゴダール、ヴィクトル・エリセなど数多くの映画関係者に影響を与えている。
ジョン・フォードはインタビューが嫌いで、インタビューで残されているものがほとんどない。
純粋に映画を撮るのが好きなんだなと思わされる監督です。
ジョン・フォード監督の作品はレンタルされていないものも多くあります。
手に入らなかったりするのでBOOKOFFなどでみかけたときはテンションが上がりますね